不器用な先輩


やっぱり屋上に向かうときのみんなからの視線は怖かった。


明日からは、覚悟を決めて一人で屋上に向かおう。


「旭先輩。」


「ん?」


「明日は、迎えに来なくていいですよ。」


「なんで?」


なんでと来るとは思わなかった。


「旭先輩お腹すいてるでしょう?先に食べてていいですから。」


さすがにみんなからの視線がいやだとは言えなかった。


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