不器用な先輩


一瞬誰とのことを言っているか分からなかった私は首を傾げた。


でも、今日仲良くしたのは哉斗先輩しかいないなと分かると、


「だって、暇なんです」


「俺の傍にいればいい。」


先輩は当たり前だという顔をして、言うけど先輩は車とかそういう雑誌を読んでるから暇なのだ。

それに比べて、哉斗先輩は、私にも出来るゲームを用意してくれる。


普通に考えて哉斗先輩といるほうが楽しい。


そんな考えが分かったのか


「ちゃんと相手するから。」


と言った。




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