不器用な先輩


今日も、画鋲何個入ってるのかな~


なんて、考えるようにまでなってしまった。


考えごとをしているのに気づいたのか、先輩が


「どうした?」


と聞いてくる。


「何でもないです。」


私は、これを言うのも、精一杯だった。



学校に着くと、門で真由子に会った。


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