私(獣師)と、あいつ(神獣)
「・・・ここが、職員室。後は先生に従えば大丈夫だと思うわ。」
職員室、と書かれた札を指して私は止まる。
零斗は眉間に皺を寄せて
「・・・・・従う、だと?この俺が、只の人間にか?」
思いっきり苛立った様子で私を睨んだ。
「あー・・・じゃなくて、先生の指示を参考に動けばいいと思う。」
「・・・・・・。」
私が言いなおすと、まだ少し不満気ではあるものの、一応了承したらしい。
「じゃ、私もう行くから。後は頑張って。」
軽く手を振って、教室へ急ぐ。
教室へ行く時、私はこう願った。
どうか、零斗と
違うクラスであります様に!!!