私(獣師)と、あいつ(神獣)
あの後、私は教室に入った瞬間、友達に囲まれた。
「ねね、さっきの人誰!?」
「教えて教えて―!!!誰誰!?」
「ちょー格好良かった―!!!やッば―い!」
「まさか、弥生の彼氏―!?」
「・・・・・・。;;」
う・る・さ・い・・・・・・!!!!!
私が、返事に困って(と言うか皆の気迫に押されて)黙っていると、先生が入って来た。
「ほ、ほら先生来たから座ろー?また後で言うからさ。」
「えーっ!じゃあ、これだけ教えて弥生!あの人、ここの学校に来るの?」
ズズイ、と可愛いツインテールの女子―――美央が、私の顔を覗き込んで聞く。
「うん、一応私らと同じ学年に来るらしい、よ?(私の神獣だし・・・;)」
「えっ!?うっそ、マジで―!?わーちょっと皆聞いた―!?」
それを聞いた美央は、口に手を当て、周りにいた子達に大声で言った。
周りの子達も酷く興奮した様子で、自分の髪を触ったり、耳に掛けたりしながら
「うそうそ、本当!?やだ、どうしよー!!」
「あんなイケメンやばいって―!!」
「無理無理、心臓もたなーい!!!」
顔を赤らめさせて、口々に自分の好き勝手な事を言っている。
「・・・・・や、まだここのクラスと決まった訳でh「おい、お前ら!何時まで喋っているんだ!今日は、このクラスに新しい転校生が来たんだから、早く座れ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
・・・・・・・・・・・え、今
・・・・・・・・・・・・・・な ん て ?