あなたとの時間



あたしはお茶を飲み干しぼーっとしていたら陽さんがあたしに話しかけてきた。

「梨奈さんだっけ?ちょっと出ない?」

「は、はい」


そういってあたしと陽さんはその場を離れて外に出た。


「いや、ゴメンね?こんなおっさんが来ちゃって」

そういって陽さんは頭をかきながら言う。
いや、謝られてもあたしは来たくなかったから別によかったんだけど………


「いえいえ、あたしは別に来たくなかったんで」

そういってあたしは右手をブンブンと振る。

「そっかぁ、ならいいけど。じゃあ梨奈さんは何で来たんですか?」

「美砂に無理矢理で……陽さんは?」

「僕は弟が本来ならくるはずだったのに弟が急に用事が出来たとかで僕を無理矢理……」

「あたしも陽さんも同じですね♪」

「そうですね♪」

何かそんな感じで話が盛り上がりメアドを交換して高1になってもちょくちょく会うようになった。


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