あなたとの時間
数週間後、
あたしと陽さんは駅前の喫茶店でケーキを食べていた。
「ここのケーキめっちゃ美味しい♪何個でも食べれる〜♪♪」
あたしはケーキを口にたくさん詰め込みながら食べる。
「梨奈さん、口にクリームついてるよ?」
「ふぇ?」
陽さんは手であたしの口に触れてクリームをとりそれを舐めた。
「…陽さん//」
あたしは顔を真っ赤にして下に俯く。
よ、陽さんがクリーム舐めたッ//
何か恋人みたい……//
ってあたしは何を考えてるの!!
「綺麗になったよ?食べるのに夢中だったんだね。……かわいい」
は、初めて可愛いとか言われた//
どうしよう……。
こんな気持ちになるとか初めてなんだけど??
もしかしてこれって……
「あ、忘れてた!はい!これ」
陽さんはポケットからチケットをあたしに渡す。
「今度の土曜日に一緒に遊園地行かない……かな?」
それって………デートのお誘いですかぁ!?
ひゃー//
「………はい//」