この想いを君に… −三つ子編−
パパの若い時の写真を見ると俺にソックリだけど。

パパの若い時は今ほどバレンタインも凄くなくて。

こんな事はなかったらしい。

ゆっくりと食事をしながらパパは昔話を語ってくれた。

「しかし、その手紙…」

パパは白い便箋を見つめてため息をつく。

「不幸の手紙くらい、怖いよね〜」



まさしく、俺にとっては不幸の手紙。



『将来、知樹くんが私以外の人と結婚しても…
貴方が幸せならそれで良いと思っています』



…こんな言葉で締めくくんな!!
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