この想いを君に… −三つ子編−
俺は…!

付き合う、なんて一言も言ってないからな!!





ただ、チョコを貰っただけだよ。





俺、門真 知樹。

中学2年、もうすぐ3年。

将来の夢は世界で活躍する二輪ロードレースのライダーになる事。

現在は全日本をメインに活動中。





「門真くーん!」

同じクラスの学級委員長が駆け寄ってきた。

「はい、これ!」

差し出されたのはまたまたチョコ。

「いつもありがとうね!!」

委員長が何かと困っているといつも助けていた。

別に好きとかそんな感情ではない。

「どーもありがとう」

俺は頭を下げると

「こちらこそ、いつもありがとう!」

こちらは完全に義理。

これくらい軽いと俺も受け取りやすい。
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