この想いを君に… −三つ子編−
「よっ」

俺が肩を叩いたのは智道。

さすがに若い男が一人、この会場で見てるのは色々な意味で疑われる。

俺といたら大丈夫かなって。

「大丈夫だったの?」

逆に智道は俺を心配していた。

「うん」

お互い、桜の事で家族を気にして何やってんだろ?

時々、疑問に思う。



早く大人になって強引にでも二人が結婚してくれないかな。

そうすれば智道の両親と俺の両親の歪みがなくなるんじゃないだろうか。
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