この想いを君に… −三つ子編−
「ぎゃーア!!」
後ろからとんでもない声が聞こえた。
取り巻きの声か…
委員長に危害が加えられなければそれでいい…
俺は委員長の後ろ姿を見る為に振り返った。
「………」
委員長はスタスタと女の子の集団を通過していた。
煮えたぎるような目を向けられても委員長は動じない。
さすが!!
そういうのが俺と合う。
俺はホッとして渡り廊下を歩いた。
「門真くん!」
今度は誰だよ?
…またチョコ持ってやがる。
俺はため息をついた。
しかも今日は…
2月15日。
本当のバレンタインは昨日、日曜日。
休み前の金曜日に渡されなかったから今年は無しかとホッとしていたのに。
結局は去年と同じ。
お返しは何を買っていいのかわからなかったからママとむっちゃんに買いに行って貰った。
くれた子には悪いけど、俺はその辺りの事がわからない。
何を貰ったら嬉しいかなんて…
後ろからとんでもない声が聞こえた。
取り巻きの声か…
委員長に危害が加えられなければそれでいい…
俺は委員長の後ろ姿を見る為に振り返った。
「………」
委員長はスタスタと女の子の集団を通過していた。
煮えたぎるような目を向けられても委員長は動じない。
さすが!!
そういうのが俺と合う。
俺はホッとして渡り廊下を歩いた。
「門真くん!」
今度は誰だよ?
…またチョコ持ってやがる。
俺はため息をついた。
しかも今日は…
2月15日。
本当のバレンタインは昨日、日曜日。
休み前の金曜日に渡されなかったから今年は無しかとホッとしていたのに。
結局は去年と同じ。
お返しは何を買っていいのかわからなかったからママとむっちゃんに買いに行って貰った。
くれた子には悪いけど、俺はその辺りの事がわからない。
何を貰ったら嬉しいかなんて…