この想いを君に… −三つ子編−
「知樹がその女の子を好きならいいけど、明らかに嫌がっているんだから!」

ママは頬を膨らませた。

「なら、断っておくよ?
そこの企業の力はそこそこあるけど光の所よりは下だし…
ないよりはあったほうがいいけど、知樹の精神面を考えたらやはり断るべき、とは思うからね」

パパは俺を見て頷いた。



良かった、売られなくて済む。



っていうか、ますます気にいらね!

そこまでして俺と付き合いたいわけ?

お嬢様に俺なんて理解出来るはずがない。

…絶対に。
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