この想いを君に… −三つ子編−
第2章 ホワイトデー狂奏曲

− 泰樹 −

緊張する…



知樹はパパとママに付いて来て貰ってお返しを買っていた。

僕は…適当な商品を買って、とりあえず2人にはすんなりと返せた。



残るは…



いた。



いつもお昼休みは中庭のベンチに一人、ぼんやり座っている。



茶髪が風に揺られていた。



「高井田さん!」

思いきって声を掛けると…

高井田さんは冷ややかな視線を僕に向けた。



…やっぱり、怖い!!
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