この想いを君に… −三つ子編−
「どうせならミチルと付き合えばいいのよ〜」

桜の投げやりな発言に一瞬ドキン。

でも、出来るだけ平静を装う。

「ミチルって?」

ママが突っ込む。

「知樹と同じクラスの子。
まあまあ可愛いし、性格もサッパリしてる」

ちらっと桜は俺を見ると

「多分、知樹の事、羽曳野さんよりも好きだと思うんだけど」

ポーカーフェイスを続けるのは無理だった。

俺は自分の顔が赤くなるのがわかった。
< 51 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop