この想いを君に… −三つ子編−
窓際の一番後ろの席。

俺はボンヤリしながら外を眺めていた。

全く…楽しくない。

このクラス…特に。



元々、そんなに仲の良い友達はいないけど…

ここのクラスには更にいない。

ツイてないよな〜



「じゃあ門真くん!」

先生の声が急に耳に入ってきて目を丸くする。

「学級委員ね?」



はあ〜?

俺は立ち上がりそうになってとどまった。

ボンヤリしているうちにいつの間にか多数決で決められていた。



このクラスの奴ら…

俺の事、知らないくせに!!

何で多数決で決まるかな!!
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