この想いを君に… −三つ子編−
− 泰樹 −
何となく、雰囲気が悪いのは僕の気のせいじゃないよね…
今日は水曜日。
家族全員が揃って夕食を取る事が出来る日。
新体操で忙しい桜ちゃんも水曜日だけは練習を休んで家にいる。
パパの病気がわかってからは。
…でも今日は。
空気が違う。
「あのぉ…」
勇気を出して声を出した。
「何かあったの?」
パパの、駆け引きするような目。
知樹の、何事もありませんと言ってるけど、実はかなりストレスが溜まっている目。
桜ちゃんはパパと知樹を行ったり来たり、の目。
ママは…何事もなかったかのように過ごそうとしている目。
むっちゃんは
「あー、あたしもそう思った!!」
パパと知樹と桜ちゃんが鋭い目をむっちゃんに向けた。
…こわっ!!
今日は水曜日。
家族全員が揃って夕食を取る事が出来る日。
新体操で忙しい桜ちゃんも水曜日だけは練習を休んで家にいる。
パパの病気がわかってからは。
…でも今日は。
空気が違う。
「あのぉ…」
勇気を出して声を出した。
「何かあったの?」
パパの、駆け引きするような目。
知樹の、何事もありませんと言ってるけど、実はかなりストレスが溜まっている目。
桜ちゃんはパパと知樹を行ったり来たり、の目。
ママは…何事もなかったかのように過ごそうとしている目。
むっちゃんは
「あー、あたしもそう思った!!」
パパと知樹と桜ちゃんが鋭い目をむっちゃんに向けた。
…こわっ!!