この想いを君に… −三つ子編−
−ゴメン、しばらく会いにいけない−
家に帰ってから智道くんからのメールを見て私はため息をついた。
最近、智道くんの両親が監視の目を厳しくしているらしい。
…どうして。
そんなに反対するんだろう?
昔、何があったの?
リビングで車椅子に座っているパパを見つめる。
今月からお店には行っていない。
退職、という形で第一線を退いた。
病気が進行していて、もう字を書く事も出来ない。
自分で立ち上がる事も。
今もママにご飯を食べさせて貰っている。
けれど、幸いにもまだパパは話が出来る。
その声を聞くだけで少し安心する。
まだ言葉で私を励ましてくれるから。
家に帰ってから智道くんからのメールを見て私はため息をついた。
最近、智道くんの両親が監視の目を厳しくしているらしい。
…どうして。
そんなに反対するんだろう?
昔、何があったの?
リビングで車椅子に座っているパパを見つめる。
今月からお店には行っていない。
退職、という形で第一線を退いた。
病気が進行していて、もう字を書く事も出来ない。
自分で立ち上がる事も。
今もママにご飯を食べさせて貰っている。
けれど、幸いにもまだパパは話が出来る。
その声を聞くだけで少し安心する。
まだ言葉で私を励ましてくれるから。