この想いを君に… −三つ子編−
−何かあったの?−

智道くんにメールを入れる。

しばらくして

−僕にに彼女が出来たって感づいらしい。
…うるさいんだ、僕の親−

智道くんの両親が溺愛しているのはよく知っている。

たまにサーキットに行くとバリアを張られる。

智道くんは一人っ子だから余計かもしれない。

ウチとは違う。

…それだけじゃないとは思うけど。

−だからメールも読んだら消すね。いつ見られるかわからないから−

私は思わず眉を寄せた。

パパやママなら絶対にしないから。
< 82 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop