もう一度・・
「なぁ・・美穂・・俺にチャンスをくれないか?」



「えっ?」


「今すぐじゃなくていいから・・もう一度だけ考えてくれないか・・・俺のこと・・」


「・・・」



「今の俺じゃ、無理なことわかってるし、何より信じられないこともわかる・・・だけど・・好きだ・・・美穂が・・・だからあきらめられない・・」


「広・・もう私ひとりじゃないの・・それに他の人の子を・・・」


「わかってる・・・でも・・美穂の子なら愛せる自信があるんだ・・だから・・・誰のものにもならないでくれ・・」




***********




俺はそれから必死に安定した仕事を探した・・・




< 101 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop