もう一度・・
「ルイちゃんは大人しくていい子だね」
たくま君はルイを優しく撫でる。
今、私たちはイギリスにいる・・
「たくま君・・お仕事は大丈夫?」
「ああ・・大丈夫、今日は一緒にいれるし、俺もルイちゃんのパパのお墓参りしたくて・・・」
もう数歩でルカのお墓につく。
「ルカ・・この子がルイよ・・」
ここに前来たのはルカを亡くして、ルイを身ごもったとき・・・
ルイは何もわからず目をきょとんとさせている・・
たくまくんは黙っていたが・・・
「俺・・できたら生きてるとき、会ってみたかったよ・・ルカってやつに・・美穂にここまで愛される男を見てみたかった。もしかしたら友達になれたかもな・・」
「そうね・・きっとたくま君とならなれたかも・・」