もう一度・・
「ここで何不自由ない暮らしもいいけど、俺は美穂に日本に帰って欲しかったんだ・・

日本でならまだ俺に可能性あるしな・・」



「たくま君・・・」




翌朝、私とたくま君とルイはもう一度、ルカのお墓に行く。






「美穂・・・俺・・ルイちゃんのパパの前で言いたいことがある・・聞いてくれ・・」



「うん」



「俺は美穂が好きだ・・ルイちゃんも・・たとえ二番目でも美穂とルイちゃんの家族になりたい・・だから・・俺・・ずっと待ってる・・・」






たくま君の気持ちは嬉しい・・すべての事情を知っていて好きだと言ってくれる彼は・・私にはもったいない人だ・・・







「俺だって好きだ!一番でなくていい!!」


その声に私もたくま君も驚く。



そんな・・まさか・・ここイギリス・・だって・・



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