もう一度・・

声の主は広だった。




「広・・どうして・・」

「お前・・どうしてここに・・」


私もたくま君も驚く。




「美穂に会った翌日、仕事先に言ったんだ・・会いたくて・・もうすぐ美穂の誕生日だったし・・だけど、休暇をとって海外行ったと聞いて・・それでたくまも一緒なのか不安になったんだ・・・たくまの仕事先に電話して海外にイギリスにいくとわかった・・
大学は同じで友だちで、緊急の要件があるからと滞在するホテルを教えてもらったんだ・・それで俺・・・不安で・・美穂をこのまま奪われる・・たくまのことを好きできっと今ごろ二人は幸せになってるかもしれないと思っても・・黙ってこのまま諦めることなんてできなかった・・」


広はよくみると、やつれていた・・・もしかしてずっと探していたの？

どこにいるかもよくわかっていないのに・・・