もう一度・・
「ねぇ・・悲しいときはたくさん泣きなよ・・」

にっこり優しく言う・・


優しいね・・自然と涙が出てくる・・

私はたくさん泣いた・・・

「ちょっと、待ってて・・」

イケメンはいきなり立ち上がり、どこかに走っていく・・

そして数分してから何かを持ってきた・・


「はい、これ!」


缶コーヒーを差し出した。


「えっ?でも・・」


「いいから・・ね?」


暖かい缶コーヒーは今の私には嬉しくて堪らなかった・・・


「ありがとう・・あの・・名前は?」


「俺の名前は・・ルカ・・」


「私は美穂・・」


これがわたしとルカの出会いだった・・。
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