もう一度・・
どうして・・あそこは産婦人科・・美穂は・・もしかして・・・


「美穂っ!」


美穂は振り向き俺をみて驚く。

「広・・」


「美穂・・」



俺は美穂に近づく・・



*******



落ち着く場所に移動する



ベンチに腰掛け、しばらく無言だったが話してくれた。








妊娠してること、父親はあの男で、最近病気で亡くなったこと。





「ルカが病気で長くないって知ったとき、少しでも一緒にいたくて海外でずっと彼と一緒にいる決心したの・・彼が居なくなったら、後を追いたいとも思ったくらい・・」



そんなにあの男ルカってやつを・・・


「でも、この子がお腹にいるとわかったとき、この子を支えに生きていこうと思ったの・・」
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