狼彼氏×子兎彼女
「座って?」
「じ、自分で乾かせるからいいよ…」
その返事にムッとする悠弥。
…………恐
「そっ」と言って寝室を出て行く悠弥。
「ま、待ってよ」
その言葉に悠弥は止まり、
首だけ後ろに振り返った。
「乾…かして………」
あたしの言葉にニヤつく悠弥。
やっぱり…。
この言葉待ってたんじゃん。
その言葉を聞いて戻ってくる悠弥。
そしてあたしの肩をつかみ、
ベッドに座らせた。
ドライヤーをコンセントに繋ぎ、
あたしの後ろに座り髪を乾かし始める。
悠弥の細くてしっかりしている指が
あたしの髪に触れる。
そんな悠弥の指に感じてしまう。
恥ずかしいーッッ!!