狼彼氏×子兎彼女
「そ、そんなことないよ?」
と言ったものの完全に声が
裏がえってしまった。
あたしの馬鹿ッッ!
嘘がまるわかりじゃん…。
「ふーん。じゃあみっちりしごいてやる」
悠弥の顔がまた笑っている。
みっちりって何よ~。
そこまでしてもらわなくていいからッッ!
「んじゃまた明日」と言って
悠弥は部屋を出ていった。
なんだったの…。
はあ~っとため息をつき、
ベッドに座りこんだ。
悠弥に触れられた太ももがまだ熱い。
いつまで感じてるんだろ、あたし…。
ってか悠弥との特訓どうするのよ!
みっちりって言われたよ?
絶対無理だよ~。
はあ~っとまたため息をつき、
枕に顔をうずめて寝てしまった。