狼彼氏×子兎彼女

お母さんやお父さんが歩き始めた後ろを

あたしは、とぼとぼと歩きだす。



「莉子。行くな。」



ゆ、悠弥…?


あたしは、すぐに振りかえる。


すると悠弥が、今まであった

一定距離を崩し、こっちに向かって

走ってきている。


な…んで……くるのよ…。


離れられなくなっちゃうじゃん。



< 313 / 327 >

この作品をシェア

pagetop