狼彼氏×子兎彼女
「悠弥も、ほんとにありがと」
あたしがにこっと笑うと、少し
顔を赤らめた気がした。
「ばか、心配かけんじゃねーよ」
そう言って、あたしの髪をくしゃっと
撫でて、帰り道を歩き始めた。
外を見ると、あたしが乗る予定だった
飛行機が、空港を飛び立った。
あなたがいなかったら、今頃飛行機に
乗って、アメリカに行く所だったー…。
ほんとに、ありがとう。
こんな馬鹿な彼女だけど、
これからもよろしくね。
私はいつまでも、あなたに恋してます。
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