STARヒーロー★
「待って待って!!嘘!!!ちゃんと理由はあるんだってばっ!」
ギラギラと怒るあたし達(主に雅ちゃんと中条君)に少し怯えながらも松崎は言う。
「さっき歌詞を聞いた通り、やっぱり戦隊にはイメージがあるでしょ?」
全然合ってなかったけどな!!
「だから、僕は君たちに戦いを通してそうゆう気持ち?なんというか心がけ?みたいのを学んできてくれるって信じてるよ」
…
…つまり本当にテキトーなんじゃん…
「でも松崎はん、敵とか本当におるわけないし、どうすんねん」
「ちっちっちっ、なめてもらったら困るなあ君たち」
誰だよお前。
なんで指を振る、指を。
「敵ならちゃんといるよー」
「え!!!??あのバル○ン星人みたいなのですかッ!!??」
あたしは驚いて松崎さんに言う。
「…ハッ、いるわけねえだろ、そんなん。」
…なんか松崎さんあたしにだけ冷たくないですか?
あたしは一瞬フリーズして固まる。