レンズの向こう側





「ん?ぁあ、花子か。」





怖いわッ!!


金八じゃなくて金髪の安達クンが床に座り込んでいたから





「ぁ、安達クンは何をしているのかな?」





「多分花子と一緒的な理由っぽいと思うよ」





そう言って安達クンはニカッと白い歯を見せて笑った





「そっか、ていうか花子じゃないです。」





「あれ?なんだっけ?つぅかコレ分かる?」





覚えて下さい。
アタシの名前が花子になりつつあります。

でももとはといえばアタシが最初に自分の名前を花子って言ったのが悪いねんけど・・・


彼がコレと言って見せて来たのはあの問題用紙

数字とかは違うけど多分あたしのと同じパターンっぽい






「橘です。それ分かったからココにきたんですよ!!」





「まじ?ぇと、橘?天才じゃね?」





「ヒントあげよっか?」





上から目線で喋ってみたり・・





「あ?早く言えよ。」





怖いです。
安達クン目が怖いです。




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