レンズの向こう側



「じゃ、これからよろしくなっ!」




俺はそういって笑って女の頭の上に手をのせた。





「あ、はぁ・・」





―――――キーンコーンカーンコーン―――――




その時チャイムがなった
だりぃ・・
もう休み時間終わりかよ・・




「ではお先に失礼します・・」





その言葉を残すと女は走って行った




あ、携帯。


あいつのかな?





彼女を追いかける






「はーなこー!!!待てっ」




あ、間違えた

ってかあいつ走んのはぇーー・・



「花子ー!!落し物だぜー!」





――――――――ドーンっ




やべぇ
また花子じゃなくて夢芽の上に乗っちまった・・
まあいいか、、





「・・ぉ、落し物?」




乗られながらも頑張って声を出す下から声が聞こえた




「おうっ! ほいっ」




俺は携帯を渡して夢芽の上から退いた






「あー・・ありがと!」



そういうと夢芽は教室へ走って行った




俺も授業いこ。






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