青春ライダー


「あー歌ったな!!」


時間も過ぎて午後七時。四人はカラオケ店から出て、家までの道を歩いていた。


「海、お前がずっとマイク持ってたせいで俺は全然だけどな!」


「稜にマイク渡したって、お前どうせ歌わねーだろ!」


「でもなぁ!…まぁそうだけどな。…今日は楽しかった」


稜の突然の言葉に、海も彰も希咲までもが目を見開く。


「り、稜…俺の歌聞きすぎて、頭おかしくなったか?」
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