青春ライダー


そう希咲が言った途端、稜の心がドキンとはねた。


「は、は?何言ってんの?」


「だーかーらー稜くんに会いにきたって言ってんの!」


そう言う希咲の顔はほんのり赤くなっている。


「…なんで?」


稜は口を大きく開けたまま聞いた。頭の中はごちゃごちゃだった。






「………稜くんが好きだから」
< 51 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop