†未定†
あむ(…だれ?こいつ…)

あむは怪訝そうに警戒しながら窓淵に腰掛けている少年を見つめた。


少年は凄まじく整った容姿をしていた。肌は白く、瞳は蒼く、髪はねこっけで黒と蒼の髪が入り混じっている。背も高く女性用のかつらを被れば女にみえそうだ。切れ目の蒼い瞳で床に倒した男子生徒と回りの生徒達を見据え、一言。









『散れ』

とだけ呟いた。

辺りは静まり返りやがては帰りのチャイムがなり、生徒達(男子生徒も)はそそくさと帰って行った。
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