刹那







私は振り返り浅岡君に話しかける。


「ねぇねぇ。私楠木蝶子。
浅岡君の隣の席の子って誰?」



そうすると浅岡君はビックリって言うか若干引いてたけど距離を取りながら
話してくれた。


「あぁ。鷲鷹かぁ。

鷲鷹 玲南 ワシタカ レイナ

中学校からココで、不良の今1番上らしいよ。

隣のR高校の番長も倒したって聞いたし。
今日も喧嘩挑まれてるんじゃん?」



鷲鷹かぁ。

カッコイイ名字だな。


「そっか。ありがとね!!」


ウキウキしてると、また教室のドアが荒く開いた。

誰だ?

って思って目線をその先に向けるとそこには朝の金髪の子がいた。
おぉ!!


「朝の子じゃん!!!」



私が手を振ると朝の子はギョッとしていた。


名前知りたかったんだぁ~。

だって、初お友達だもん♪
そして朝の子に向かって担任は言った


「お前鷲鷹だろ?席そこの開いてる所な。」



そう言って指した先はちょうど浅岡君の隣だった。

そして更に朝の子の顔はひきつった。


そしてため息一つついてから席に着いた。

わぁ~♥

初お友達と、席が前後なんて・・・・♪

青春だぁ。
↑青春の基準おかしい





< 10 / 23 >

この作品をシェア

pagetop