刹那
なんかムスッとしている玲南ちゃんに話しかけてみる。
「ねぇねぇ。玲南ちゃん♪」
私が話しかけると驚かれた。
そこまでビックリしなくても。
「なんであんたうちの名前知ってんの?
もしかして、うちもう噂広まってる?」
「うん♪噂も聞いたよ☆」
そうすると玲南ちゃんの目はまた冷たくて。
「あっそう。ならうちに関わらない方がいいんじゃない?」
なんでそんなこと言うのかな?
私は、玲南ちゃんと!!友達になりたいのに。
「なんで?一緒にいるから。
せっかく友達になったのに関わらないとか無理!!」
だって、お友達なんじゃないの?
勝手にすればって言ってくれたじゃん。
なのになんでそんなに目が冷たいの?
玲南ちゃんは軽く笑った。
「やっぱあんたっておもしろいよね。
どうぞ。お友達でいれば?」
その時の目は優しくって嬉しかった。
ずっとそんな優しい目でいればイイのに。
「うんっ♪」