刹那
相手の男は顔を歪めた。
そして、男の周りの奴らは一歩引いた。
「兄貴ッ!」
そう言って赤髪の奴がなんか言ってる。
その、頭らしき奴を見ると、そいつはこっちを睨みつけていた。
別にそうゆう目には慣れたけどさ。
「なに?
文句あんの?」
俺がそう言うとより一層そいつは睨んできた。
そして、ブンッと手を振り払った。
「お前ら女一人にこんな大人数じゃないと勝てないわけ?
クソいね。」
俺がそう言うとあっち側はみんな手に武器を持とうとした。
ガッ!!!
カランカラン
男が持とうとした鉄パイプを蹴った。
「武器も使うのかよ」
俺が睨むと、みんなそさくさとまいて行った。
ふと後ろを見ると、玲南がいた。
「別に助けろなんて言ってねえけど?」