記憶 ―砂漠の花―[番外編]

二ャ…
『毎日…?』

「そう…夕方のあの時間にね…?それ以外はここへは来ないから安心してね?」

『そうにゃにょ…。』


アタシは『有力情報』をゲットした。


リフィル様は、静かに話し始める。
まるで、ずっと誰かに聞いて欲しかったみたいに…


「私ね…何度も何度も命を絶とうと思ったわ…。だけど、国の将来が心配でね…、私が悪化させているのは分かっているのに…」

『リフィル様…』


「私が…マルクを信じたばっかりに…。私は…、信じていたのに…。」

『……?』


「マルク…、可哀想な人…」


最後はまるで独り言のように呟いた。


何で、マルクが可哀想なのか、アタシには理解出来なかった。

悪の根元は、マルクなのに…。


おかしにゃ事言うわにぇえ?

そう思った。


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