1month honey

そのためならば
すべてを投げ出す覚悟だった。

学校の先生には
行けば毎回怒られていた。

たまにしか会うことのない
学校の友達とは
ほとんど話さなくなった。

父親は
私の存在を
無視するようになった。

仲の良かった母親さえも
必要なこと以外は
話しかけてこなくなった。


今の私にあるのは
友達と呼ばれる
上辺だけの存在と

君の影だけ。


それ以外は何もない。
君以外は何もいらない。

< 113 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop