1month honey
そんなことを考えていたときだった。
パーカーのポケットで
携帯が震えた。
「着くよ」という
優香からのメール。
雑誌から目を離し
駐車場を見ると
ちょうど目の前に彼らはいた。
コンビニから出ると
車の中から手を振る優香が見えた。
「待った?」
無邪気に笑う優香は
憎めない小悪魔。
切りたくても切れない
私の幼馴染み。
「待った。」
無愛想に言って
車に乗り込んだ。
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