1month honey

家を出ようとしたとき
忘れな草の花弁が一枚
ひらひらと舞い落ちた。

それを手に取り
玄関へ向かう。


外は暖かく
優しい風が吹いていた。


その風に
そっと花弁を浮かべた。




私を、忘れないでください。

< 134 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop