1month honey
気がつくと私は
見知らぬ天井を見上げていた。
隣には金髪男…
リュウジと名乗る男が
純粋無垢な
天使のような顔で寝ていた。
ニヤニヤ笑っている顔より
断然寝顔の方がいい。
なんならずっと
寝ていればいいのに…
リュウジの匂いがする布団にくるまり
見知らぬ天井を見上げながら
二人きりになったときから
今までのことを振り返ってみた。
酔いと眠気で
曖昧だった記憶が
霧が晴れていくように
すこしずつ鮮明になっていく。
私
この人に
抱かれたんだ。