1month honey

「そう言えば俺
 名前言ってなかったよね。」

金髪男の布団に潜り込んだ私を
抱きしめながら彼は言った。

「リュウジだから。
 よろしくね。」

今までとは違う
優しい微笑みを浮かべた。



そのあとのことは
あまり覚えていない。

ただリュウジに身を委ね
私は彼に抱かれた。


こうなることは
わかりきっていた。

普段だったら
絶対に拒絶。

でもなぜか
この人にだけは

リュウジにだけは
抱かれてもいいと思えた。


これが俗にいう
一目惚れってやつなのか。

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