1month honey

その日はそれで終わり。

あのあと車で送ってもらって
家に帰って速攻で眠った。

やっぱり家は落ち着く…

リュウジの彼女に対する思いは
こんな感じなのかな
と思うと苦しくなった。

ぎゅっと目を閉じて
早く寝て
全部忘れたいと願った。
私は寝ると
嫌なことも忘れる
お気楽なタイプだから。


自分の匂いの布団に潜っても
服に染みついた
リュウジの匂いは消えない。

数時間か
はたまた数分か…

閉じていた目を開けると
外は暗くなっていた。
眠ったのが昼すこし前。

「一日無駄にした…」

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