1month honey
「わかんないな~
次リュウジたちと飲み会あったら
誘うわ!」
その返事に
胸が高鳴る。
また会える…
もう一度リュウジの
ニヤニヤと笑う顔を見れる。
それだけで幸せに思えた。
その日はすぐに訪れた。
なんと翌日。
日曜の夜、十時。
今回は人数が多いらしく
優香は私とは別の車。
私の家の前に迎えに来た車の
運転席に目を向けた。
一瞬にして
心臓は高々と早鐘を打ち始める。
それに合わせて
体が熱を帯びて
耳まで熱い。
運転席の窓を開け
私に手を振るのが見えた。
「べーにー!!
早く来い。」
私は車に向かい
駆け足で近づいていった。