1month honey

助手席には見知らぬ男
もっちゃん。

私の隣には
優しそうな可愛らしい
私と同い年の女の子、ユキ。

お互いに人見知りする
と言っていたが
私たちはすぐに打ち解けた。


スーパーに着くと
男たちで買い物に行くと言うので
私とユキは車の中で待機していた。

窓を叩く音で
はっと横を見ると
ニタニタ笑う
優香の姿。


「リュウジと何か話したの?」

明らかにひやかしであった。

「別に…」

と答えると
優香は子供のように
口を尖らせ
次に満面の笑みを浮かべた。

「リュウジのどこに惚れた?」


自分でもわからない
優香からの問いに
私は少々悩んだ。

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