1month honey
大丈夫。
わかった。
と何度言おうと
母親は相変わらず怒っている。
どこにいるの!
と怒鳴られ
私は素直に答えてしまった。
しまった
と思ったときには
もう遅い。
リュウジに電話を代われと
断っても断っても
それしか言わない。
電話を切ったところで
リュウジを出すまで
しつこく電話してくるだろう…
「ちょっと待って。」
携帯に手をかざし
リュウジにそっと
耳打ちで状況報告。
リュウジは笑って
いいよと言ってくれた。
それと同時に
私の手から携帯を取り
話し始める。