1month honey
「はい。
すいません。
今日はもう帰します。
…はい、はい。
はい。」
しばらく話しているのを
私は横でソワソワしながら
見つめていた。
ふとリュウジがこちらを見つめ
ニタリと笑った。
そして…
「愛してます。」
そうはっきりと
母親に告げた。
そして挨拶を済ませ
携帯をパタンと閉じた。
驚いた表情のまま固まった私を
リュウジは笑いながら見つめる。
「なした?」
と馬鹿にしたように
リュウジは訊いてくる。