1month honey
窓の外
広がる夜空には
無限の星屑が瞬いていた。
冬の空気は澄んでいて
遠くの星までよく見える。
私が星空に夢中になっていると
ふと温かいものが
手に触れているのに気づいた。
リュウジの手が
私の手に重なっていた。
リュウジを見ると
相変わらず真剣な横顔だけど
口元がすこしだけ
緩んでいる。
からかっているのか
本気なのか…
リュウジはつくづく
罪な男だ。
それでも私は幸せで
やっぱりリュウジが
大好きで
このまま時が
止まればいいのに。