コレクション


2人は教卓の前に集まる。


照城「…はい…なんですか。」


里山「君達……出席が足らないんだが。」


カツ「うわぁーやっぱり…。」


里山「あっ君達4回生か…。まだこの授業を受けてるって事は卒業できんのか?」


照城「いえ、単位は足りてるんです。先生の授業が好きで履修する事にしたんです。」


里山「好きなのにこんなに休んだのか…。」


よいしょで単位を貰おうとしたが逆に墓穴を掘ってしまった照城…。


照城「…じゃあレポートでも書きますよ。」


里山「卒業できるんなら単位要らんだろ。」


カツ「不可は悪い事だと思いますんで、できれば可以上が欲しいんですけど。」


里山「うーん…。じゃあ柳原が言うようにレポートと…。」


と?…


里山「…アルバイトせんか?」


照城「…え?」


カツ「バイトっすか?…」


レポートと誠意を込めた反省文あたりかと思いきや、唐突な横文字にびっくりする2人。


里山「レポートでも点数足らんからな。バイトしてくれたら少し考えてやろう。」


照城「なんのです?…。」


里山「近々自己推薦の試験がある。2人にはそこで運営をしてもらいたい。」
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